2019年5月20日月曜日

ロウソクの話し

20121222

 みなさんこんばんわ。今の時期、夜が長く、寒いですね。
 クリスマスも近いこの頃、夜の街を歩くとイルミネーションが目立つようになりましたね。
 でも、前にも言ったと思うけど、この蛍光の光、冷たいですね。
 暗い夜、明るく派手なイルミネーションはいいんだけど、師走の夜は寒いから冷光のLEDの光ではよけい寒くなりそうですね。たとえ暖色系の光でも暖かくないです。
 
 それと比べ、蝋燭の光は単色で輝くような明るさはないけれど、なんか温かみを感じる光ですね。
 それもそのはず、ロウソクは炎、熱を放射する赤外線たっぷりです。対するLEDは効率よくエネルギーを光に変えますが、そのほとんどは帯域幅の狭い(つまりスペクトルの幅の狭い単色光)可視光で熱を感じないのです。
 
 このロウソク、今は石油成分のパラフィンから作られていますが、昔は違いました。ヨーロッパではうんと古くはミツバチの巣から、近世になってはマッコウクジラの油から作られました。
 日本ではハゼの木から作られました。
 下がハゼの木から作られた和ロウソクです。江戸時代はこのロウソクでした。
 19世紀ごろまでは、欧米諸国はロウソクを作るためクジラを殺しまくっていたんですね。今でこそ欧米はクジラを保護せよなんて叫んでますが、昔のことは棚に上げて
 
 「よ~~いいまんな!」
 
 ですよね。同じころ、日本のロウソクはすべてハゼの木のような植物なので殺生はぜんぜんしとりまへん。
 
 確かに江戸時代は漁師はクジラをとりましたが、必要量だけ、獲れたクジラは捨てるところなく100%利用されました。
 ところが同じころ欧米では大規模捕鯨で日本の何百倍もクジラを殺しまくり、そして油だけ取ってあとはポイ!
 ペリーが日本に開国を迫ったのは、捕鯨団の寄港地を求める目的があったのはよく知られるところ。
 
 ロウソク一つとっても、あちらは狩猟民族の獲物という感じがしますね。
 
 ちょっと脱線しますが、マッコウクジラの油は白濁してドロリしていて、ヒトの精液に似てるそうです。だからマッコウクジラは英語でSperm Whale、直訳すると精液鯨、あちゃあ~えげつな~。やっぱり日本名マッコウクジラがええですね。
 さて、今日はクリスマスも近いのでロウソクを使ったかくし芸を一つ伝授いたしましょう。
 といってもこんなのではありませんよ。
 それは
 
 ロウソクの炎とともにロウソクをペロリと食べる芸です。
 
 用意するもの
 バナナ一本。
 クルミの芯、鉛筆状にしておく
 
 バナナをこのようにロウソク状に切る。つやつやしていかにもロウの表面のようになる。
 これの上部にクルミの芯を突き刺す。(クルミの芯は数センチあればよい)
 火をつけて手に持つ。暗く遠目にはロウソクに見える。
 
 ロウソクを持った手を動かし炎を揺らせ、思わせぶりに口にもって行く。
 そしてパクパク食べる。(口に入れる前に不自然にならないように吹き消す。火傷しないよう芯を舌に触れないよう口の中でうまく包み込む)
 
 これ、私が中学の時にやって実証済みです。みんなをちょっと驚かせることができました。
 

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