2019年5月17日金曜日

サコなる地

20130221

 イラストを描いて説明すればいいんだけどご存じのようにワイは絵はドベタ。それで皆さんの手を拝借して説明しましょう。まず左手の指を5本大きく広げ、手のひらを下に机にペタシとつけてください。
 机の平らな面が平野、五本の指や盛り上がった手の甲が小高い小山とします。それで開いた中指と人差し指の手の間は谷になりますね。中指と人差し指の付け根の股のこのような谷を
 
 『谷・﨏・迫、いずれもサコと呼ばれている地形です』
 
 このことをまず頭に入れて今日のブログをお読みください。
 
 蔵本駅の駐輪場からおんぼろ自転車を引っ張り出し、チャカチャンリンと真南に進みます。国道を横切り、中央病院の横をまっすぐ南下すると眉山山麓にぶち当たります。そこには「産八幡」とかいう神社があり石段が続いています。
 突き当ったら左の道を行くと山麓に沿った道になる。そこをしばらく行くと、
 
 『狸谷』というところがある。
 今は住宅地となっているが昔はお狸様の出る山麓のさびしい原野だったんだろうなぁ、と思いつつ下に目をやると、古ぼけたお社がある。なんの神さんじゃろ?ポンポコ狸さまじゃろか。
 この狸谷の地形が最初に説明したサコの地形の特徴を持っている。
 家が建てこんでいるので谷地を正面から撮っても全景がわからないがこんな感じ
 しばらく行くと谷地は終わり山裾が迫ってくる。そのあたりにある神社が
 『椎の宮神社』
 ここも石段で登ったところに本殿がある。
 先の指先地形図で説明すると、『産八幡』が中指の爪のあたり、そして『狸谷』が中指・人差し指の股、『椎の宮』が人差し指の爪のあたりか。
 
 眉山山麓はこのようなサコ地形が波のように続いている。

0 件のコメント:

コメントを投稿