今日、海を見に鳴門の岡崎海岸へ行った。風もない暖かい日で光あふれる穏やかな春の海が見られた。
行ったときは海岸の沖に一隻の機帆船型の小さな漁船がみられたが動画を撮るときはいなくなっていた。
そんな船を見ながら中世の歌謡集『閑吟集』のこんな一節を口ずさむ
『身は鳴門船かや 逢はで焦がるる』
恋に悩む自分はまるで鳴門舟なのか?、逢わないで(逢わ-阿波、をかける)、心は思い焦がるる(焦がれる-漕がれる、とかける) 鳴門の船だから~阿波で漕がるる~というわけだ。
鳴門、阿波、漕ぐ、をかけ言葉にした恋の歌である。中世人の切ない恋の行方はどうなったんだろうなぁ。
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